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ネット掲示板やSNSでの悪口を止めさせるには?

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ネットの普及によって、非常に多くの人々がネット上で気軽に意見を発言したり、情報を発信したりすることができるようになりました。

今世紀初頭には、まだPC経由での掲示板が主な交流の場でしたが、昨今のスマホやタブレットの爆発的な広がりにより、フェイスブックやLINEといった、より手軽に使えるSNSに舞台は移り変わってきています。
ですがその気軽さゆえに、心ない発言に傷つく人々も増え続けているようです。

他人ごとではない、ネットの誹謗中傷

タブレットやスマホの普及に伴い、急速にユーザーを増やしていったSNS。
主に知り合いや友だちなど、より身近な人々との交流を楽しめるという気安さもあり、日常的なちょっとした会話だけでなく、仕事上の業務連絡に使っているという人も多いようです。

一方で、その気安さゆえに危険もつきまとうのがSNSです。

私たちは日常生活の中で、つい口を滑らせたり不用意なひと言を口にしてしまったりなど、相手の気持ちを傷つけてしまうことがあります。
お互いが顔を合わせての会話の中でなら、冗談で済むことも多いでしょうし、その場ですぐに謝ることもできるでしょう。

ですが、顔の見えない文字だけのコミュニケーションでは、悪意のない書き込みであったとしても誤解や臆測により人を傷つけてしまうことが多々あります。
そして時には、感情のすれ違いやもつれなどから、罵り合いや一方的ないじめに発展してしまったり、あげくには当事者間での傷害事件や自殺など、悲惨な結果につながってしまうというようなことも起こりかねません。

さらにネット社会での匿名性という安心感からか、日常のうっぷんを晴らすかのように攻撃的になり、SNS上で悪意のある誹謗中傷を繰り返すような事例もみられます。こうした案件は残念ながら、近年増える一方です。

被害を最小限に防ぐためにどんな対策をとれば良いか

ネット上で、他人に対する誹謗中傷や悪口を、言われている人が特定できるような形で言いふらして広めるような行為は、侮辱罪や名誉毀損罪に該当します。
ですから、それらを広めている本人さえ特定できれば、対策もさほど難しくはありません。

原因が誤解や感情のすれ違いから始まったものであれば、当人同士で話をすればそれで済むこともあるでしょう。

相手が話し合いに応じない、警告しても聞き入れようとしない場合には、1)相手の行っていることが犯罪行為であること、2)ただちにその行為をやめること、3)やめない場合には法的措置をとること、等を明記した内容証明を送付すると良いでしょう。

内容証明の発送は誰でもできますが、弁護士に依頼すると「対応について弁護士に相談している」ということが相手にも伝わりますので、より効果的です。

LINEやFacebookでのコミュニティなど、小規模なグループの中でのできごとですと「何もそこまでしなくても…」という気になるかもしれません。
ですが悪口を言いふらされて被害を受けているのはあなたですし、このまま手をこまねいていても事態は好転しません。
あなたに関するネガティブな情報が今以上に広がってしまう前に、きちんと手を打っておくべきです。

対策は誹謗中傷の発信元を特定することから

悪口を言いふらしている相手が誰だか分からない場合は、どうすれば良いでしょうか?
この場合、まずは相手を特定し、その上で対策をしなくてはなりません。

最初にできることは、掲示板等の管理者に連絡をとり、該当する書き込みの削除を依頼することです。
行為があまりにも頻繁で、また内容が悪質なものであれば、管理者の判断で該当アカウントを使用不可にしてしまうこともあるようですが、これは管理者側の判断なのでケースバイケースでしょう。

より積極的に、掲示板管理者やプロバイダにアプローチして、どこの誰が発したメッセージなのかを追跡し、特定するという方法もあります。
インターネット接続の際に発行されるIPアドレスとプロバイダに登録されている情報などをすり合わせ、個人を特定する方法です。
ただしこれは管理者やプロバイダに対して情報開示請求を行うことになりますので、一般の個人の方には難しいことでしょう。

管理者やプロバイダにとっては顧客の個人情報を渡すことになるのですから、簡単には応じてくれません。

ネット上のトラブルでは、相手が特定できなければなかなか打つ手がなく、また相手を特定することも簡単ではありません。
ですが状況によって方法は様々ありますので、まずは弁護士に相談されると良いでしょう。

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